2020-06-05 日记
哀惜のデフレイア
雨風はいつだって
何かを洗い流す
色の消えた花は
散りゆき
何を思うのだろう
刹那のかぜに揺られて
夜空に泣き声をげるのは
あなたじやない
霞む秋霖
雨だれの囁き
私が歌うのは。。。
遠くに眺めた
眩い光に
目を細め
がむしやらにいつだって
背中を追って
走った
幼い心は
わがままで転んでばかり
それでもいつだって
抱き起こしてくれただ
暗い暗い森の中に咲く
雨に打たれ濡れデフレイア
色を失くしても綺麗なまま
そこで揺れていた
その名前を呼んだ光は
今も遠く
いつか超えたいと願ったあの日の夢は
欠ける事のない愛の証明
小さく揺らいだ透明なあの花を見せたくて
そんな些細な祈りさえも
世界は許してくれないの
当たり前の日々は
あの日の悲劇で 崩れ去る
言葉を失くした
その日の夢を 抱いていた
瞳に写った
歪な形から
目をそれす
小さく灯した
色褪せないその想いを
暗い暗い森に上げ込んだ
雨に濡れ続けたデフレイア
色を失くして 泣きていたんだ
今も揺れている
その意味に気づいた涙が
落ちた
届かない 今もまだ
戻れない わかってる
大丈夫 きっとまた
ここで 笑えるように
いつか超えたいと願ったあの日の夢は
消えることのない過去の証明
涙を涸らした感情もっと無駄じゃなかった
色を失くして泣かないように
またあの背中を追えるように
心情: smile | 天气: sunny